~009のアニメ史は日本アニメ史だ①~

今、NHKの朝ドラでは「なつぞら」が放送中ですね。

ヒロインが草創期の日本アニメの世界で

アニメーターを目指すお話です。

日本のアニメーション文化がどのようにして花開いたのか、

どのような変化があったのか、どう描かれていくのか

とっても楽しみに見ております。

同じく気になった方もいるのでは?

そんなあなたにおススメしたいのが

サイボーグ009!

アニメの歴史を実際に見て辿って行くのには

とっても最適な作品です!

何と言っても今まで映画が6作、

テレビシリーズが3作もあります。

どれも時代の色が出されていて

見比べるのがとっても面白いのです。

初めてのアニメ化は1966年の映画。

まだテレビ番組は白黒だった時代の

長編カラー映画でした。

アニメ草創期特有のディズニーに

影響受けていたような演出方法が多々見られます。

ヒットを受け、1968年にはテレビシリーズ化。

こちらは白黒アニメでした。

(ファンの間では旧ゼロと言われています)

アニメ化にあたって007のキャラクターが、

主な視聴者である子供を反映してか

大人から子供に変更されておりました。

当時のキャラクター人気投票で

1位を獲得したそうですが、

石ノ森先生的には大変不満だったとか…。

私もこのキャラ変は、え~!という感じ。

しかし、この頃の漫画映画のターゲットは

基本的に子供が対象。

今のように大人がターゲットになる事は

なかったからこその判断なのでしょうね。

時が流れて1979年、2回目のテレビシリーズ化。

ファンの間では新ゼロと呼ばれています。

前作のシリーズと打って変わって

キャラクターのシルエットがとても

スタイリッシュになり服装もおしゃれになりました。

当時は大人のアニメファンの躍進やSFブームもあり

その影響が全面に出ていました。

前作と比べてみるとアニメの進化具合に感動します。

翌年には映画「サイボーグ009 超銀河伝説」が公開。

当時ヒットしていた宇宙戦艦ヤマトや銀河鉄道999、

スターウォーズに物凄い影響をうけた話でした。

なかなか壮大なスケールで宇宙を舞台にサイボーグ戦士達が

駆け回る個人的には訳が分からないストーリーでした。

また008のマンガ的に黒人をデフォルメした

キャラデザがアメリカ輸出の際に人種問題になるとの指摘から、

新たに変更になりました。

このデザインは、以後のアニメで踏襲されています。

日本のアニメ文化が世界に進出し始め、

発展していっているのが分かります。

そして009のアニメは更に進化していくのです…。